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 語学留学のため、活動を休止していた人気グループ
「KAT-TUN」の赤西仁(22)が20日、
半年ぶりにグループに復帰し、東京都内のホテルで、
ほかのメンバー5人とともに会見した。
メンバーの田中聖(21)は、赤西の復帰を巡って、
グループ内で確執があったことも激白。
その確執を乗り越え、メンバーとのきずなを深めた赤西は、
「目の前のものを一つ一つこなして頑張りたい」と心機一転を誓った。
赤西は、21日に開かれるKAT-TUNの全国ツアー仙台公演で、
ファンに復帰を直接報告する。

 頭文字から名付けた「KAT-TUN」のフルメンバーが、
半年ぶりに勢ぞろいした。

 赤西は、やや緊張した表情で登場。
会見中は、時折笑顔を見せながら
「自分の行動で、みなさんを混乱させてしまって申し訳ないです。
そして、待っていてくれてありがとう」と、
流ちょうな英語でファンに謝罪した。

 昨年10月13日の休業会見で、
赤西は復帰について「分からない」と言葉を濁した。
復帰を明言できなかったのは、
事務所側が「復帰を白紙にしていた」(関係者)という背景があった。

 今年2月、米ニューヨーク。
赤西とほかのメンバー5人は、
4カ月ぶりに顔を合わせた。
ツアー用のポスター撮影で米国入りした5人のスケジュールに合わせ、
事務所が赤西を留学先のロサンゼルスから呼び寄せた。

 幹部も立ち会い、6人は赤西の復帰と今後のグループ活動について、
2日間にわたって話し合った。
その席で、赤西は仲間に感謝と謝罪の気持ちを伝え、
復帰への意欲をにじませた。
だが、人気絶頂期に突然、
赤西に離脱されたほかのメンバーの思いは複雑だった。

 「赤西がいなかった半年間のオレらの苦労、分かってもらってるのか!」。
田中は赤西に対し、ほかのメンバーたちの気持ちを代弁するかのように、
厳しい言葉を浴びせたという。

 会見で田中は「シコリを残したまま6人でスタートできないと思った。
すぐ(復帰して)いいよというわけにはいかない。
友達だけど、ただの友達という関係ではない」と、指摘した。

 関係者によると、誰かひとりでも反対すれば、赤西の復帰はなかったという。
グループが空中分解する危機を乗り越えたのは、
ジャニーズJr.時代から苦楽を共にしてきたきずなだった。

 メンバーからの温かい言葉にうなずきながら、
赤西は「初心を忘れずに頑張っていきたい」と、
ファンとメンバーへの恩返しを誓った。

極貧だった留学生活

 赤西は昨年10月13日に活動休止の記者会見を開いた直後、
念願だった語学留学のため、米ロサンゼルスに渡った。
米国人宅にホームステイしたり、
友人とルームシェアしながら語学学校に通って
英語の勉強に励んでいたといい、
「1日10ドルで生活することもあった。ギリギリでした」
とトップアイドルらしからぬ苦労も経験した。
それでも世間の注目は薄れることはなく、
通学に際しては「騒動になりそうだったので、
時間をずらして通ったり、他の学校にも行った」という。

 留学の成果を問われると、「人生勉強になった」と真っ先に人間的成長を挙げた。
「迷ったり、ホームステイ先を変えなければならない状況もあった。
日本では友人に頼れるけど、そういう(一人という)きつい面も体験できた」とし、
「気持ち的に強くなったかな」と胸を張った。

 留学期間中に日本での“目撃情報”も伝えられたが
「きのう(19日)までずっとロスにいた」と一度も帰国はせず。
現地ではメンバーの活躍をインターネットでチェックしていた。
「恋人は?」の質問には「できませんでした。残念ながら」と笑った。

きょうファンへ直接報告

 赤西は、21日に宮城県総合体育館で開かれる
全国ツアー「cartoon KAT-TUN 2 You」に出演、
ファンに復帰を報告する。

 赤西は3月上旬から、留学先で復帰に向けて
ボイストレーニングを積んできたが、振り付けや衣装の手配、
リハーサルに時間を要するため、歌唱はせず、トークで登場する予定。

 また田中が主演するTBS系ドラマ「特急田中3号」
(金曜午後10時)の主題歌としてオンエアされている
KAT-TUNの新曲「喜びの歌」(6月6日発売)は、
赤西のパートを近日中にレコーディングし、
第3話(27日放送)から6人バージョンに差し替える。

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