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 製作上のトラブルで公開が何度か延期されていた
キアヌ・リーブス主演で、日本の「忠臣蔵」をモチーフにした
3Dアクション「47RONIN(ローニン)」
の予告編がついに公開されました。
12月公開を前にお披露目された予告編第1弾で、
真田広之、浅野忠信、柴咲コウ、菊地凛子ら
日本人俳優も多数参加している本作の、
ベールに包まれていた内容の一部がようやく明らかになりました。

 日本人なら誰もが知っている赤穂浪士の物語を下敷きにした本作が、
果たしてハリウッドでどのような作品になるのか注目を集めていましたが、
予告編を観る限りでは、忠臣蔵と言うよりも、
オリエンタル・ファンタジーといった雰囲気。
舞台も江戸と言うよりは、竜宮城。登場人物も、
なぜか意味不明のモンスターや龍、謎の新キャラクターまで登場し、
「ハリー・ポッター」のように魔法を使っていたりと、
和と洋をミックスした完全なファンタジー。
「ロード・オブ・ザ・リング」「グリーン・デスティニー」
「里見八犬伝」を彷彿させる映像は、もはや忠臣蔵ではなく、
単純にハリウッドのエンターテイメント作品の一つとして
観た方がよさそうな気がしてきました。

 本作のメガホンをとったのは、数多くのCMを手掛けてきた
カール・リンシュ監督で、これが映画監督デビュー作。
ハーフの侍カイ(キアヌ)が正義と忠誠を誓い、
主君の仇を打つために侍集団「Ronin」に参加するという、
ハリウッド独自のオリジナリティー溢れる忠臣蔵は、
果たしてハリウッドでどのように受け入れられるのでしょう。
再撮などで予算を大幅にオーバーし、
早くも製作費が回収できるのか危ぶむ声も上がっていますが、
キアヌにとっては「コンスタンティン」(05年)以来となる大作。
最近は激太りなどとも言われたキアヌですが、
スクリーンでどのような侍を演じるのか楽しみです。

 武士道の世界が、ハリウッドの最新CGと融合して、
まったく新たな物語として生まれ変わった「47RONIN」は、
12月25日に全米公開予定です。

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    熊姉 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()