赤西仁がハリウッドデビューした映画『47RONIN』について、
テレビ番組のインタビューを受けた。同作について“新しい忠臣蔵”としての
楽しみ方や主演のキアヌ・リーブスの印象などを聞かせてくれた赤西は、
「現代のサムライ魂」についての質問に正直に答えた。
公開中の映画『47RONIN』で赤西仁が演じたのは、
赤穂浪士のリーダー・大石内蔵助の長男で四十七士のひとり大石主税(ちから)だ。
全国ツアー『Jin Akanishi’s Club Circuit 2013』で福岡を訪れた彼に、
『今日感テレビ日曜版』(RKB毎日放送)が単独インタビューを行った。
11月26日と27日のコンサートの合間にインタビューしたものを、12月8日に放送した。
すでにミュージシャンとしては全米デビューした赤西仁だが、
今回のハリウッドデビューについてはオーディションを受けて実現したものだ。
合格を知らされた時には「スタッフも含めて、全員が落ちると思っていたので、
事務所全体が大慌てした」と明かす。
日本では定番となった“忠臣蔵”のハリウッド版となる『47RONIN』を、
赤西は新しい形の忠臣蔵と表現する。
「映像はキレイだし、CGは迫力あるし、
忠臣蔵というのを頭からとっぱらっても楽しめると思う」と語った。
ハリウッド俳優のキアヌ・リーブスは、
赤穂浪士四十七士のひとりという設定で異端の浪人カイ役で主演する。
キアヌと共演した印象について赤西は「気さくに、普通にしてくれたので
撮影現場の雰囲気もよく、やりやすかった」と述べている。
演技で難しかった点として、「侍がファンタジーになるという時点で予想がつかなかったので、
監督にまかせっきりで指示に従った」という。
また、大石主税が得意とする弓の稽古もしたが、
大変だったのは乗馬と殺陣だったそうだ。
日本の侍を演じた赤西仁に、
「現代のサムライ魂を持った男とはどのような人でしょうか?」とレポーターが投げかけてみた。
彼は真剣な表情ながらも、ちょっと残念そうに「会ったことないですね。
僕の周りにはいないですね!」と言い切ったのである。
「“サムライ魂”を持った男とは?」と改めて問われると、
赤西仁に限らず「最近、会ったことない」という答えになりそうだ。