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キアヌ・リーヴスが主演を務めるアクション超大作
『47RONIN』が12月7日(土)から公開になる。
日本の“忠臣蔵”を基に米国のスタッフが新たな
アイデアを投じて完成させた本作は、
ハリウッド大作の躍動感と娯楽性を損なうことなく、
赤穂浪士の物語の“普遍性”に迫った作品だ。
そこで来日を果たしたカール・リンシュ監督に
本作の注目ポイントを語ってもらった。

本作は、あの“忠臣蔵”の物語をベースにしたアクション大作。
吉良(浅野忠信)とミヅキ(菊地凛子)の陰謀によって、
主君・浅野(田中泯)を失い、身分を奪われた
大石(真田広之)率いる浪人たちが、
素性不明の混血の男カイ(リーヴス)と共に主君の仇をうち、
吉良の毒牙にかかった姫ミカ(柴咲コウ)
を守り抜くべく壮絶な戦いを繰り広げる。

リンシュ監督は短編やCMの世界で活動してきた
ビジュアリストだが、長編映画を手がけるのは初めてだ。
「自分に長編映画を撮るチャンスが巡ってきたタイミングで調査をしたら、
ハリウッドは続編やリメイクが多かったんだ。
でも俺は大胆でユニークで特別な映画を作りたいと思った。
そんな時にこの映画の脚本を読んで
『こんなハリウッドらしくないエンディングは見たことがない!』と思ったんだよ。
以前から四十七士の史実やエピソードについては知っていたよ。
そして、それをハリウッドで映画化することがリスキーなこともね。
でもこの映画を成功させることができれば西洋人が
観たことがない映画になると思ったし、
日本人にとっても“初めて観る忠臣蔵”になると思ったんだ」。

そこでリンシュ監督は忠臣蔵の物語に
日本の神話や民話の要素を大胆に導入して、
新たな世界観を作りあげた。しかし、
忠臣蔵に根付く“精神”は決して変えなかったという。
「俺がこの物語で最も惹かれたのは“忠義”と“名誉”、
そして結末で復讐の連鎖が閉じる部分だ。
吉良が浅野を討ち、浅野を失った大石たちが吉良を討つ。
しかし、大石たちは復讐を果たすのと引き換えに大きな代価を払い、
そこで復讐の円環が閉じるんだ。
この結末にはスタジオも理解を示してくれたよ。
ただ、西洋では自殺=切腹は“己の弱さ”と考えられることがあるので、
四十七人は現実から逃げることなく勇気と忠義を持って
復讐の結果を受け入れた、ということは注意深く描くようにしたよ」。

日本以外の観客に楽しんでもらう要素(アクション、
ラブストーリー、ファンタジー)を追加するが、
その“精神”は死守する。リンシュ監督のこの想いに
賛同して様々な日本人キャストが集まった。
赤西さんはオーディションで部屋に入ってきた瞬間に決めた。
柴咲さんもだよ。浅野さんは『モンゴル』と『殺し屋1』を観ていたし、
真田さんの場合、俺は『ラストサムライ』よりも
『たそがれ清兵衛』の印象が強いんだ。
今回、俺たちは先入観をもたずにキャスティングできる自由があった。
だから田中泯さんは最初は別の役だったけど
『あなたは浅野だ』って言ったんだ。
俺でも彼のためなら命をかけて戦うだろう。
そのぐらいの存在感があったんだ」。

監督と話していて驚くのは、想像以上に日本の文化に造詣が深く、
映画が完成した現在も通訳やスタッフに質問して、
さらに知識を深めようとしていることだ。
「ハリウッドは世界中の観客に向けてジェネリックなものを見せたがっているけど、
観客はユニークなものを観たいと思っているはずだ」
と語るリンシュ監督の想いに世界の観客はどう応えるのか?
世界最速公開となる日本での反応とあわせて気になるところだ。

 

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雖然這篇是導演的訪談,
但是有提到在甄選時,
當仁一進來的瞬間,
導演就決定要用他了^^

 

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