赤西仁が本日11月6日にニューアルバム「#JUSTJIN」をリリース。
これを記念して、ナタリーでは赤西本人にインタビューを行った。
赤西は、本作について「自分が本当に好きなもの、
やりたいことを詰めこんだっていう感じです。
基本的にはポジティブで、あとはラブ、セックス、パーティみたいな」とラフに語る。
全収録曲の作詞・作曲・プロデュースを自身で手がけたことにちなんで、
作詞作曲を始めたきっかけ、自分の音楽性やサウンドの特徴についても答えている。
「今の自分に肩書きを付けるとしたら?」という問いに「エンタテイナー」と即答した赤西。
彼の自由な音楽観や仕事に対する意識を、このインタビューから感じ取ってほしい。
赤西仁がニューアルバム「#JUSTJIN(ハッシュタグ・ジャストジン)」をリリースした。
2012年の全米デビューアルバム「JAPONICANA」は全英語詞によるソリッドな内容で話題を集めたが、
今回赤西は初の日本語詞によるアルバムを制作。
全収録曲の作詞・作曲・プロデュースを赤西自身が手がけ、
彼の魅力を100%詰め込んだ純度の高い作品を完成させた。
なお、このアルバムの初回限定盤AにはJIN AKANISHI名義による
英語詞の新曲8曲を収録したDISC 2も同梱されており、
DISC 1とはひと味違うクールな一面を味わうことができる。
ワールドワイドに活躍する彼の頭の中を、ナタリー初のインタビューで紐解いていこう。
海外の音楽に影響を受けてアメリカへ
──英語は2006年に渡米した際に身に付けたんですか?
いや、もともと友達にインターナショナルスクールに通っている子が多かったので。
渡米前からペラペラだったわけじゃないけど、なんとなくは理解できてました。
なぜか生粋の日本人の友達ってあんまりいなかったんですよね(笑)。
──じゃあ全米デビューも自然な成り行きで?
そうですね、いつの間にかそうなったっていうか。
子供の頃から身近に英語がある環境で育ってきたから、より海外の音楽の影響も受けたと思うし。
──その好奇心の行き着く先に自然とアメリカでの活動があった?
っていう感じですね、きっと。
──アメリカで作品をリリースした際の手応えは?
手応え? うーん、iTunesで1位になったのはうれしかったですね(笑)。
メロディは英語のほうが作りやすい
──赤西さんがソロアーティストとして作詞作曲を始めたきっかけは?
グループにいたときに作詞してみようと思って詞を書いて。
次に作曲してみて、じゃあ次は打ち込みもやってみようかって。
そうやってたらいつの間にかって感じです(笑)。
──なるほど。でも「ちょっとやってみよう」という軽いスタンスで
このクオリティの曲は作れないと思うんですよ。そこが不思議なんですが。
そこは1人で全部やってるわけじゃないですし、2、3人のチームでいつも作ってますからね。
まあ曲によっては俺が1人でLogic(Apple社の音楽制作ソフト)使ってキック打ってたりとかもありますけど。
──自分で打ち込みもするんですね。
しますします。1つひとつゼロから全部自分でプロデュースしてますから。
──歌詞はどのように書いていくんでしょうか?
基本は最初に英語で全部書いちゃって、日本語をあとでハメてくっていうやり方です。
英語で書いたときのメロディのリズム感を大事にして、それが崩れないように。
メロディラインによって日本語がハマりやすい曲とそうじゃない曲があるんで。
──最初に英語で書くのはなぜですか?
メロディを書くときは英語のほうが作りやすいんですよ。
あと一緒に制作してる俺の音楽チームのメンバーが日本語がしゃべれないので(笑)。
それもあってじゃないですかね。
──具体的な楽曲制作のプロセスについても教えてください。
曲が生まれる最初のきっかけになるのは?
キックですね。キックとベースを打ち込んで、音を見つけてリフ書いて。
何か足りなかったらパーカッションとか足してみたり。
──完全にトラック先行なんですね。
はい。トラックができたらメロディ乗せて歌詞書いてって感じです。
肩書きはエンタテイナー
──ここからは赤西さん自身についてもいろいろと伺いたいんですが、
まず自分の音楽性やサウンドの特徴についてはどういうふうに捉えてますか?
うーん、特徴っていうのはあんまりないんじゃないですかね。ジャンルも決まってないし。
まあ自分が気持ちいいと思える音しか使いたくないっていうのはありますけどね。
──アーティストとしての自分自身をどう評価しています?
まだまだ未熟だなっていう感じですね。
──どういうところが?
いや、アメリカとか見渡すと、トラックメーカーもシンガーもやっぱりすごい人がいっぱいいますからね。
──今の自分に肩書きを付けるとしたら何になりますか?
エンタテイナー。
──エンタテインメントだったらなんでも挑戦していく?
基本的にはそうですね。苦手なものでなければ。ミュージカルとかは苦手なんですけどね(笑)。
音楽は仕事であり趣味でもある
──エンタテインメントにおいて特にやりたい分野はなんですか?
興味があるのはやっぱり音楽と俳優業。しゃべりがうまいわけじゃないし、
こういう取材を受けるのも本当に苦手なんですよね。
好きじゃないってわけじゃないんですけど、とにかく苦手(笑)。
取材してくださる方たちは、俺よりもずっと深く考えて質問してくださるんですけど、
俺はそこまで考えてないから淡泊な返し方しかできなくて。
──いえいえ、大丈夫です(笑)。赤西さんにとって音楽制作はどういう位置付けですか?
どうなんですかね。まあ仕事ではあるんですけど、
音楽は好きだからなんか趣味みたいなところもあって。
自分の好きなことを仕事にできてるって感覚かな。
──端から見ているとあんまり仕事っぽい感じは受けないですけどね。すごく楽しそうで。
楽しいですよ。でも仕事だって意識してないといろいろ間違っちゃうんで(笑)。
仕事だという意識でやっていますよ。
──制作で煮詰まって壁にぶち当たるようなこともある?
まあパッとできちゃう曲もあるけど、産みの苦しみを感じながら考え込んで作る曲もありますね。
でもとにかく1曲1曲、自分の好きな音で満足いくものができるようにがんばって作ってるつもりです。
──セルフプロデュースの場合は、その満足のラインを自分で決めないといけないわけですよね。
デッドラインが決めてくれます。
──じゃあ締切がなかったらずっと作ってる?
はい、永遠に終わんないんじゃないかな(笑)。
今の自分ができるベストが出せた
──今回のアルバムは、日本のリスナーにどう受け止められると思いますか?
「赤西仁は今こういう曲が好きなんだな」って。
──淡々としてますね(笑)。例えばですけど、このアルバムによって
日本の音楽シーンが大変なことになるぞ!といった期待感はない?
いや、俺ごときが世の中を大変にできるなら、もっといろんな人がやってますよ。
もちろんできたらいいですけどね(笑)。
──満足いく作品ができたら、世の中の評価はあまり気にしないほうですか?
なるべくたくさんの人に聴いてほしいとは思ってます。
せっかく作ったんで聴いてもらわないと意味ないし。聴いてもらうために作ってるんで。
──じゃあこのアルバムは自信作?
さっきも言ったように自分では未熟だと思う部分もあるけど……、
でも今の自分ができるベストは尽くせたと思います。
──赤西さんは突然渡米したり、全米デビューしたりと、
枠にとらわれず自由な活動をしている印象がありますが、
ご自身のパブリックイメージについてはどう感じているんでしょうか?
特に気にしてないですね。テレビとかもそんなに観ないですし。
周りのイメージと自分自身との間にギャップがあるというか。
──活動の形態がユニークだから、つかみどころがない感じがあるのかもしれませんね。
大丈夫です。僕もつかめてないですから(笑)。
ハッシュタグはバイラルマーケティング
──ところでアルバムタイトルにハッシュタグ(#)を付けたのはどうしてですか?
バイラルマーケティングです。日本国外のファンの方にもなるべく届くように、
見つけやすいようにっていう思いで付けました。
──今後も海外を視野に入れながら活動を続けていく?
はい。今までと変わらず日本をベースにしつつ、日本国外も意識してって感じですね。
──長期的な戦略も考えていますか?
それを考えるのは俺の仕事じゃないですから(笑)。
──じゃあ赤西さんの仕事は……。
いい曲を作る。それだけです。
──アルバムリリース後にはクラブツアーもスタートします。どういう内容になりそうですか?
今回のアルバムを引っさげてっていうのもありますけど、
「JAPONICANA」のツアーもアメリカでしかやってないんで
「JAPONICANA」からも何曲かできたらなっていうのは思ってます。
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哇!今天這個網站的訪談,
好詳盡呢~~~
而且還是獨家專訪說^^
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