新橋の菓子店、新正堂(しんしょうどう)が
「義士ようかん」を売り出している。店主は忠臣蔵マニア。
江戸後期の浮世絵師・歌川国芳が描く四十七士の武者絵で、
ひとくちサイズの47本を包んだ。
「義」の字の1本を加えた48本のセットで1万1千円。
新正堂は、浅野内匠頭が切腹した一関藩主
田村右京大夫の江戸藩邸跡に1912(大正元)年、創業した。
「義士ようかん」は3代目の渡辺仁久さん(58)が構想を温めていた品だ
。四十七士を描く国芳の「誠忠義士伝」の武者絵を包装に使いたかったが、
図録が手に入らない。昨春、府中市美術館で開かれた国芳の木版画展に
足を運んだところ、英語版の図録が1部だけ売店に残っていた。
喜んで買い求め、母校の桑沢デザイン研究所の後輩のイラストレーター、
もりいくすおさん(45)と、忠臣蔵マニア同士で義士の人物談議に
花を咲かせながら何人かの絵に手を加えた。
「大石内蔵助には兜(かぶと)をかぶせよう」
「吉良邸の見取り図を手に入れた岡野金右衛門に図面を持たせたら」
武者絵に手を加えることが著作権の侵害にならないか
弁護士に相談したが「問題ない」との返事。
「ただ発売後、人づてに聞いた国芳の子孫の女性が店に
現れたときは肝をつぶしたけれど、快諾してくれました」
ようかんは、本煉(ほんねり)▽黒糖▽抹茶▽赤穂産を使った塩
▽浅野内匠頭の辞世の歌にちなんだ「さくら」――の5種。
4代目を継ぐ仁司さん(26)が腕をふるった。
赤穂浪士討ち入りの日にあたる昨年12月14日に発売した。
1本200円、5本セットで1100円。
アイドルグループ、KAT―TUNの元メンバー、
赤西仁さんが来年公開予定のハリウッド版忠臣蔵「47RONIN」に
大石主税役で出演すると4月に報道されると、
主税のようかんだけ13本を注文する客も現れた。
忠臣蔵がテーマの菓子は90年発売の「切腹最中」が最初だ。
割れた皮の間から餡(あん)がはみ出す見た目、
穏やかではない名は周囲の猛反対にあったが、
岸朝子さんの著書「東京五つ星の手みやげ」にも紹介され、やがて人気商品に。
浅野内匠頭の弟・浅野大学や、吉良邸に討ち入った吉田忠左衛門、
寺坂吉右衛門ら、ゆかりの子孫たちが伝え聞いて店を訪ねてきた。
「浅野内匠頭さんがずっと背中を押してくれたような気がします」
義士ようかんの包装紙にQRコードをつけた。携帯電話で読み取ると、
各義士の人となりの紹介などが表示される。
忠臣蔵の「語り部菓子」となるのが店主の願いだ。
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這篇新聞主要是介紹忠臣藏的羊羹,
但是還寫到因為仁被報導了出演電影的消息,
主稅的羊羹也因而熱賣呢~~~^^
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