今年6月にアルバム『Audio Fashion』をリリースし、
7月から全国をまわったライブツアー
“JIN AKANISHI LIVE TOUR 2016〜Audio Fashion〜”が、
9/23に東京国際フォーラム ホールAにてファイナルを迎えた。
追加公演を含め、全国18会場21公演(上海&マカオ、幕張スペシャル公演を除く)
という約2か月に渡って開催されてきた本ツアーも、この日でラスト。
会場には、そのライブを楽しみにしていた多くのファンで埋め尽くされた。

ライブ序盤は、赤西一人によるパフォーマンスがメイン。
「Only Human」では繊細かつ優しい歌声を、
「Eat Ya Heart Out」ではエレキギターをかき鳴らし、
DJセット/キーボードを駆使した「Can’t Get Enough」など、
彼の表現スタイルの幅広さを感じる流れとなった。
また、ファッショナブルな衣装を身にまとったダンサーたちがステージをランウェイする中、
披露した「From Her Mama」など、オーディエンスを魅了する演出が印象的である。
特にステージ上はプロジェクションマッピングを駆使した演出が施され、
アート性の高い映像と楽曲との融合が、視覚的にも観る者を刺激する。

その後、フラメンコのような独特の速いテンポ感が印象的な「Dayum」では、
6人のダンサーを従え、ステージ前方で踊り、
曲中にもあるクラップの仕草をダンスでも表現し、観衆の高揚感をさらに上げていく。

中盤の「Summer Kinda Love」では心地良いメロディに身体を揺らし、
サビや間奏にはシンガロングやハンドクラップが起こる。
会場には、自然と笑顔がこぼれるハッピーな空気が漂っていた。
「Summer Loving」などのメドレーを終えた後は、このツアーでは恒例のトークコーナー。
モバイルファンクラブ向けのラジオを公開収録で行ない、このツアーの振り返りだったり、
ファンからの質問に答えたり(赤西のトイレ休憩もあり)と約30分に渡り、
終始笑いの絶えないトークを繰り広げた。

そして「Baby」などのバラードナンバーを披露後、
ライブ終盤に差し掛かるところで、DJコーナーがスタート。
DJのKEIBOと共に赤西がハウスミュージック/EDMナンバー
「Ain’t enough」「Go Higher」などをノンストップでプレイし、フロアをさらに盛り上げる。
グラフィック要素を生かした映像も、ビートの強い楽曲との親和性も良く、
ライブでしか魅せれない演出の醍醐味を感じさせた。

「Opaque」「OohLaLa」では、ヘッドセットを付け、さらなる映像演出で楽曲を表現する。
赤西の前方/左右を囲んだ空間スペースが設置され、
その囲むパネル上にグラフィック映像を投影。
そして、本人の動きに合わせ、映像も変化していくなど、
生身のパフォーマンスとデジタル技術を駆使した演出との融合を最大限に生かしている。

ライブ終盤は、R&B/レゲエテイストの楽曲
「Baila」「Mami Loca」などでダンサーたちと共に身体を揺らし、会場の熱気は最高潮に。
そして、本編の最後を飾る楽曲は、
アルバム『Audio Fashion』でもラストに収録されている「Episode」。
赤西の楽曲は英語詞で構成されることが多いが、この曲は全編日本語詞によるもの。
過剰な映像演出などはなく、シンプルに楽曲/メッセージを届けるように歌い上げていく。
その美しい歌声に、オーディエンスはじっくりと聴き入った。

全体的なライブ演出や空間づくり、
映像や照明を有効的に使うところ/使わないところのバランスの良さなど、
赤西のトータルプロデュース力の高さが存分に感じられたこのツアーファイナル。
10月22日には上海、11月5日はマカオと海外公演を控え、
さらに11月9日は幕張メッセ イベントホールにて“Audio Fashion Special”と題したライブを開催する。
おそらくこのツアーファイナルとは、
また違った演出や魅せ方でアルバム『Audio Fashion』の世界観、
今の赤西仁の音楽やモードを体現するだろう。期待して、その日を待ちたい。

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